■海洋深層水利用学会 2025年度第1回理事会報告〈事務局〉

海洋深層水利用学会 2025年度第1回理事会 議事録

日時:
2025年5月21日(水)13:00~15:00
場所:
東京海洋大学 楽水会館1F 大会議室、およびオンライン会議(Zoom)

出席者

理事:
(現地) 大内一之、清水勝公、高橋正征、安永健、山田勝久、マリノ大塚耕司、大内一之、
岡村盡、清水勝公、高橋正征、深見公雄、(沖縄県)中村博幸、(高知県)山本浩、
(富山県)辻本良
委員:
ニュースレター編集委員長 大貫麻子、大容量取水技術検討委員長 白枝哲次
事務局:
今田千秋

欠席者
池上康之、日向野純也、五十嵐康弘、安永健、山田勝久

1. 学会賞授賞審査委員会[資料1]

2024年度の学会賞については、2024年4月1日〜7月30日に会員に推薦を依頼したが、期限内の推薦はなく、該当者なしと報告された(第2回理事会にて報告済)。
2025年度は、学会賞および功労賞候補者の募集を2025年4月1日付で開始し、ホームページにて周知済。締切は2025年7月31日(木)必着。

2. 研究発表企画委員会[資料2]

2024年度第28回全国大会は室戸市にて対面・Webのハイブリッド形式で開催され、研究発表は22題(うちWeb発表2題)、参加者は104名であった。開催運営は実行委員および開催場所対応委員が協力して対応した。
2025年度第29回全国大会は久米島町にて、11月6日・7日の2日間開催予定。発表形式は対面・Web併用で、見学会や出前授業、情報交換会等も実施予定。運営体制は清水委員長のもと、開催場所対応委員と連携して準備中である。
また、久米島からの発表が多くなる見込みのため、11月7日午前に「開催地特別セッション(仮)」として地元発表を集約する提案が実行委員よりあった。これにより、学会外からの集客や入会促進、見学会の理解促進が期待される。
今後、地元と見学会交通手段を調整し、申込は総会後に学会HP上に掲載予定。申込はGoogleフォームで行う。 清水理事は2025年12月で退任予定。

3. 論文誌編集委員会[資料3]

2024年度は原著論文3編と学会賞受賞論文2編を受理し、現在1編を審査中。論文誌は年3号発行し、25巻第3号まで発行済。26巻も引き続き計画通り進行中。編集委員会は五十嵐委員長を中心に5名体制で運営。2021年度学会賞受賞者の論文は執筆依頼中。

4. ニュースレター編集委員会[資料4]

2024年度の学会賞については、2024年4月1日〜7月30日に会員に推薦を依頼したが、期限内の推薦はなく、該当者なしと報告された(第2回理事会にて報告済)。
2025年度は、学会賞および功労賞候補者の募集を2025年4月1日付で開始し、ホームページにて周知済。締切は2025年7月31日(木)必着。

5. ホームページ編集委員会[資料5]

2025年4~5月にかけて、総会・理事会案内、全国大会案内、学会賞候補者募集の情報を随時更新。ニュースレター第28巻第1号や理事会資料も掲載。理事・委員の所属情報や「お知らせ」枠の整理、入会・登録情報変更フォームのGoogleフォーム化も実施。

6. 利用促進委員会[資料6]

2024年度は「再発見!海洋深層水利活用」3ヵ年計画の2年目として、「海洋深層水サミット2024室戸大会パネルセッション」を開催。高知県・室戸市と共催し、現地・Webのハイブリッド形式で実施した。中央メディアへの情報発信を意識し、SDGsをテーマに議論を展開。地元・中央メディア双方に報道され、大きな成果を収めた。
2025年度は、全国大会に合わせて「めんそーれ久米島へ/海洋深層水利活用事例共有会」への協力を予定。動画や事例紹介、出前授業速報などを通じて交流と利活用促進を図る。

7. 日台韓交流委員会[資料7]

2024年度第3回理事会以降、新たな動きは報告されていない。2025年度は交流協定に基づき、相互の学会大会への会員派遣・招聘、論文集への投稿、情報誌への記事掲載を継続実施予定。なお、交流委員会積立金は現時点で20万円、2025年度には30万円となる見込みであり、これを是非活用していきたいとの発言があった。

8. 総合戦略検討委員会[資料8]

2024年度は内閣府等と海洋深層水に関する情報交換を実施。「エネルギー基本計画第7次」には海洋深層水利用の記述はなかった。2025年度は関連機関との連携を強化し、外部資金申請に向けた体制整備を進める。佐賀大学と連携し、全国の取水施設と共同で学術利用の推進を検討する。

9. 産公学連携推進委員会[資料9]

2024年度はWeb会議等を通じ、多段・多量利用の理想型を検討。富山・高知・沖縄をモデルに現状と課題を調査し、現段階では多段利用は困難との意見もあったが、冷熱源・水産利用には可能性が見られた。これらを全国大会で報告。2025年度は調査結果を基に普遍化モデルを構築し、各地の実情に応じた応用を目指す。学会誌への投稿も予定している。

10. 学習推進委員会[資料10]

2024年度は出前授業(室戸小)と学習イベント(アクア・ファーム)を実施し、深層水に関する実験や展示を行った。2025年度は久米島での出前授業(美崎小学校の特別教室で実施検討中。対象は5・6年生11名に加え、久米島小学校の5・6年生(各10名程度)。授業後は、近隣の海洋深層水研究所の見学会への合流も可能)のほか、JAMSTECとの連携によりSTEAM教材への海洋深層水の内容追加を目指す。STEAM教育とは、科学・技術・工学・芸術・数学の頭文字で、これらを横断的に学ぶ統合型の教育。文部科学省もこれを推進しており、本学会の取り組みもその一環となる。

11. 大容量取水技術検討委員会[資料11]

2024年度は、浮体式と陸上式の2チームで構成し、取水管の形式別調査や文献・実績調査、製管状況、施工方法、将来的な大口径管路のコスト等について検討を進めた。2025年度も調査を継続し、11月の全国大会で成果を報告予定。近年注目されるデータセンター等の冷却用途に向けたニーズ調査も開始し、NTT関連企業等へのヒアリングを実施。2026年3月までにシステム設計案の提示を目指す。

12. 事務局[資料12]

2024年度は団体1、個人6名が入会、個人8名が退会。会費滞納者の状況も報告された。髙橋正征先生の名誉会員推挙が提案され、今後検討予定。「若手の会」の設立が提案され、安永理事が幹事に選出された。学生会員制度の明文化と年会費1,000円への改定案、情報交換会参加費に関する細則案、団体会員構成員の活動参加に関する会則修正案はすべて可決された。久米島大会に向けては観光コンベンションビューローの支援を受け、貸し切りバス等の申請を進めている。2025年度会計予算案も可決された。

以上


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