■海洋深層水利用学会2024年度第1回理事会報告〈事務局〉

海洋深層水利用学会2024年度第1回理事会 議事録

日時:
2024年6月7日 (金) 10:00 - 12:00
場所:
東京海洋大学 品川キャンパス 楽水会館大会議室及び Web会議システムによるオンライン会議 (Zoom)

出席者

理事
(現地) 大内一之、清水勝公、高橋正征、安永健、山田勝久、マリノフォーラム21(日向野純也)
(オンライン) 池上康之、今田千秋、深見公雄、高知県(山本浩)、富山県(辻本良)
※理事は五十音順
オブザーバー(委員)
中川光司、大貫麻子
事務局
有馬博史

欠席者
大塚耕司、岡村盡、沖縄県(鳩間用一)、五十嵐康弘、白枝哲次

配布資料
・資料1 会長選出
・資料2 学会賞授賞審査委員会
・資料3 研究発表企画委員会
・資料4 論文誌編集委員会
・資料5 ホームページ編集委員会
・資料6 利用促進委員会
・資料7 日台韓交流委員会
・資料8 総合戦略検討委員会
・資料9 産公学連携推進委員会
・資料10 学習推進委員会
・資料11 大容量取水技術検討委員会
・資料12 事務局
(a) 会員の動向 (b) 2023年度会計報告 (c) 2024年度総会について (d) その他

議事 ≪2023年度活動内容報告および2024年度活動計画についての審議≫
(文中の(※)は事務局による補足)

1. 会長選出 (事務局)

2024-2025年度の会長選出を理事の互選により行った。その結果、大塚理事が選出された。

[安永理事より] 委員長、副委員長、会計監査の選出について確認があった。また、もう1名の理事の選出について確認があった。
[事務局より] 今回の理事会では会長の決定のみを行い、その他の委員会人事については、追って会長が行う。総会での承認は後日メールにより承認を行う。
学会の会則には委員長、委員等の選出方法が規定されていないため、手順も含めて規定を作る必要がある。(次回以降の理事会に持ち越して審議する)
また、今回の理事会における各委員会からの報告は、前任の委員長が行うことになった。

2. 学会賞授賞審査委員会 (代理説明・事務局)
a.
議案書資料2に基づき、2023年度海洋深層水利用学会賞の報告があった。(資料は2023年度第3回理事会資料の再掲)
  • 2023年度の学会賞は、沖縄県、沖縄県久米島町、久米島海洋深層水協議会であった。第2回理事会で報告済み。
  • 受賞式は全国大会において対面で行った。
  • 2024年度の学会賞、功労賞の公募をWebで4/1から開始する。
3. 研究発表企画委員会 (清水理事)
a.
議案書資料3に基づき、2023年度の全国大会について説明があった。
  • 2023年度全国大会の委員会体制、プログラム、研究発表数、参加人数についての説明があった。
b.
議案書資料3に基づき、2024年度の全国大会予定について報告があった。
  • 2024年度は室戸市で開催する。開催の準備状況ついて説明があり、開催団体、運営組織、開催場所開催日時、研究発表数、プログラムが決定している。大会名称は未定である。
  • 大会委員長は(室戸市)上田市長、現地対応委員については山本所長(※高知県海洋深層水研究所)と(※室戸市役所)間氏から連絡済みである。
  • 実施日は10/17-19である。予算については(2023年度第3回理事会から)変更ないことが報告された。
[大内理事より] 資料に記述のフェスタについて確認があった。
[清水理事より] 室戸市で行われているお祭りである。詳細については今後紹介を行う。
[安永理事より] 例年の見学会の代わりにフェスタに参加するのかどうかについて確認があった。
[清水理事より] 見学会の代わりとなることが報告された。
4. 論文誌編集委員会 (五十嵐委員長、代理 事務局)
a.
議案書資料4に基づき、2023年度活動内容の説明があった。
  • 編集幹事、編集委員の交代について報告があった。(2024年度から)
  • 論文の投稿審査状況について報告があった。原著論文1件が審査中である。
  • 2023年度は24巻1、 2号が発行された。また、2024年は1、 2、3号を発行予定である。
  • 2024/5頃出版の論文は24巻3号の予定であったが、理事会で議論があり、25巻1号とすることになった。
[山田理事より] 資料4に記載の竹内先生の所属大学名の訂正について依頼があった。
[事務局より] 訂正を行う。
5. ニュースレター編集委員会 (大貫委員長)
a.
口頭にて2024年度活動内容の説明があった。(大貫委員長)
  • 前委員長から引継ぎを受けて活動を行う。
6. ホームページ編集委員会 (岡村理事、代理・事務局)
a.
議案書資料5に基づき、2023年度の活動内容の報告があった。
(資料は2023年度第3回理事会資料の再掲)
  • HP更新において、開催案内、開催報告、発刊物等の掲載、既存ページの更新、追加を行った。
  • メール配信において、メールニュース、全国大会、定期総会、学会賞等のお知らせを行った。
  • バナー広告は1件であった。
  • 2023年度の事業報告が行われた。
b.
議案書資料5に基づき、2024年度の活動計画案の報告があった。
  • 2023年度に引き続き、HP更新およびメール配信を行う。
  • 2024年度の予算案について説明が行われた。
7. 利用促進委員会 (山田理事)
a.
議案書資料6に基づき、2023年度活動内容の報告があった。
  • 2023年度全国大会で10/18に全国利用者懇談会をハイブリッド開催した。
  • ハイブリッドの周知について時間が少なかったことと、現地での参加が少なかったことが報告された。
b.
議案書資料6に基づき、2024年度活動計画案について説明があった。
  • 2024年度全国大会では、利用促進委員会と海洋深層水産業利用全国自治体協議会とのジョイントイベントを行う計画である。
  • (仮称)海洋深層水自治体サミット in MUROTO 2024の開催について理事会に打診があり、承認が得られた。
8. 総日台韓交流委員会 (高橋理事)
a.
議案書資料7に基づき、2023年度活動内容の報告があった。
(資料は2023年度第3回理事会資料の再掲)
  • 台湾の海洋深層水関連の活動の報告があった。2023(※台湾海洋深層学会の)シンポジウムが11/13に海洋大学で開催された。台湾セメントのOTECの計画について報告があった。探索水産が政府系ファンドを得て、魚類の馴致や二枚貝の浄化処理を行う。
  • 韓国の海洋深層水関連の活動の報告があった。韓国海洋深層水利用学会大会が12/7に江原道陽陽郡で開催された。江原道陽陽郡においてスマート陸上養殖団地造成の宣布式が行われた。韓国高城群の取水管設置について説明があった。
  • 海外研究者の招聘および海外へ渡航用の費用として、毎年10万円の積み立てについて(※昨年度第3回の理事会において) 決定したが、その予算の状況について事務局に確認があった。
  • (新規) 台湾の海洋深層水学利用協議会理事長がリッキー氏に交代した。
  • (新規) (※今年4月の)台湾地震における被害状況が報告された。台湾肥料の取水管が損傷した。
9. 総合戦略検討委員会 (池上理事)
a.
議案書資料8に基づき、2023年度活動内容および2024年度の活動計画について報告があった。
(資料は2023年度第3回理事会資料の再掲)
  • 関係省庁との情報交換および連携として、第四期の海洋基本計画が策定されたことから関係省庁、関係機関との連携を積極的に行う。
  • 南鳥島の利活用計画について説明があった。
  • 外部資金として来年度の科研費への応募に向けて準備を進める。
  • 全国の深層水利用の学術分野での利用推進として、全国の海洋深層水取水施設と全国共同利用共同研究施設 佐賀大学海洋エネルギー研究所との間で学術的な利用促進方法の検討を引き続き行う。
  • (新規) より一層活動を活発に行う。
10. 産公学連携推進委員会 (深見理事)
a.
議案書資料9に基づき、2024年度活動計画について報告があった。
  • 委員会メンバーの交代について報告があった。高知県海洋深層水研究所所長・河野氏と山本氏が交代した。
  • 「産業界のニーズ」をとりまとめる活動の一つとして、久米島と入善町で行われている深層水の「多段・多量利用」を「普遍化」することで深層水の効率的利用のモデルを構築し、他の深層水取水地の事情に適合・応用できるよう、カスタマイズする。「産業界のニーズ」をとりまとめる活動の一つとして、久米島と入善町で行われている深層水の「多 段・多量利用」を「普遍化」することで深層水の効率的利用のモデルを構築し、他の深層水取水地の 事情に適合・応用できるよう、カスタマイズする方針であることが報告された。
  • 8月中を目途に、3か所のモデル取水地における多段・多量利用について採算性を含めた問題点の洗い出しを行い、9月初旬に委員会を開催する。結果については、委員会内で共有する。
[大内理事より] 取水の事情よって状況は異なるので、多段・多量利用の普遍化は難しいのではないか質問があった。
[深見理事より] 普遍化は全ての取水地で画一的に行うのではなく、共通部分をモデル化して、残りは取水地に合わせてカスタマイズするという意味である。
[安永理事より] 採算性よりもビジネスモデルやゴールをどのように作って行くのが良いのではという意見があった。
[深見理事より] 事業化を将来的に見据える場合は採算性を念頭に入れて考えていく必要がある。(普遍化の) 作業については、委員の中だけではなく、ほかの理事からの意見も取り入れながら進める。
11. 学習推進委員会 (大塚理事、代理・安永理事)
a.
議案書資料10に基づき、2023年度活動内容の報告があった。
(資料は2023年度第3回理事会資料の再掲)
  • 全国大会での出前授業について報告があった。10/20午後に佐渡市の畑野小学校5年生を対象に行われた。
  • 一般向けイベントについて報告があった。10/21午前にあいぽーと佐渡の催事場にて小学校で行った実験と同様な実験を行った。
  • 2024年の全国大会では小学校で出張授業、一般向けの方はフェスタとジョイントする計画である。
  • (新規) 室戸小学校での出前授業については今後山本所長(※高知県海洋深層水研究所)と内容を詰める予定である。
12. 大容量取水技術検討委員会 (白枝委員長、代理、清水理事)
a.
議案書資料11に基づき、2023年度活動内容について報告があった。
  • 個人も含め19 社、22 名の参画を持って、2023 年8 月に委員会が発足した。
  • 2023/8/11に第1回の委員会を行った。また、2023年度は合計3回の対面及びWeb会議を行った。
  • 「大深度取水管プロジェクト事例集」、「取水管選定比較表」の資料の作成を行い、次年度の大容量取水技術の主要技術と考えられる取水管の大口径化の検討に向けた準備を行った。
b.
議案書資料11に基づき、2024年度活動計画について報告があった。
  • 浮体式チーム、陸上式チームの2チームに分けて検討を進める。
  • 2024年度の委員会の会議室使用料として10万円を計画する。
[今田理事より] 資料11の「会議使用料」の文言の訂正依頼があった。
[清水理事より] 「会議室使用料」に修正を行う。
[大内理事より] 取水管の大型化が深層水の利用(拡大)に重要である。委員会の重要性について述べられた。
13. 事務局 (有馬)
a.
議案書資料12に基づき、会員の動向の報告が行われた。
  • 入会者1件 (団体0件、個人1名)の入会が報告された。
  • 退会予定者0件 (団体0件、個人0名)が報告された。
  • 2023年度末の退会者3件 (団体1件、個人2名)が報告された。
  • 2024年6月7日時点での見込の会員数は、個人106名、団体41件である。
  • 現時点までの今年度年会費の滞納者が報告された。
  • 2023年度会計報告が行われた。
  • 会計監査が適切に行われたことが報告された。
  • 2023年度全国大会の収支報告が行われた。
  • 2024年度予算案について説明があり、承認された。
[清水理事より] 2024年度予算案で計算に用いられた会員数と資料12の会員数の相違について確認があった。
[事務局より] 会員数は変動があるため、2023年度第3回理事会で承認された予算案を掲載している。
14. その他

事務局の交代について報告された。
現・有馬から今田理事(2024年度~)へ交代。
それぞれから退任および着任のあいさつが行われた。

以上


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