■海洋深層水利用学会2021年度第1回理事会報告〈事務局〉
海洋深層水利用学会2021年度第1回理事会 議事録

日時:2021年5月24日(木) 13:00-14:30
場所:Web会議システムによるオンライン会議 (Webex meetings)

出席者
出席
 
理事
大塚耕司、池上康之、井上興治、今田千秋、大内一之、尾高義夫、清水勝公、高橋正征、深見公雄、安永健、山田勝久、沖縄県(鳩間 用一)、高知県(河野 敏夫)、富山県(田子泰彦)
※理事は五十音順
オブザーバー(委員) 
大久保 澄、大貫 麻子、鈴木達雄
事務局
有馬博史

配布資料
・資料1 学会賞授賞審査委員会
・資料2 研究発表企画委員会
・資料3 論文誌編集委員会
・資料4 ホームページ編集委員会
・資料5 利用促進委員会
・資料6 日台韓交流委員会
・資料7 総合戦略検討委員会審議議案
・資料8 産公学連携推進委員会
・資料9 事務局(a) 会員の動向(b) 2021年度総会について(c) その他

議事≪2020年度活動内容報告および2021年度活動予定についての≫

1. 学会賞授賞審査委員会(池上理事)
a.
議案書資料1 に基づき、2021 年度の事業計画について報告があった。
  • 今年度の総会では2019 年度学会賞受賞の大塚耕司先生と2020 年度受賞の高橋正征先生が講演を行うことになった。
  • 今年度の学会賞について4 月1 日付で公募が開始されている。
2. 研究発表企画委員会(清水理事)
a.
議案書資料2に基づき、2021年度の全国大会について説明があった。
  • 2021年度の全国大会はWeb で開催することが報告された。
  • 2021年以降の全国大会開催について、これまで開催要望のあった、佐渡市、室戸市、入善町の状況について説明があった。
  • 2022年度が(コロナの影響がなければ)佐渡市開催、また、2022年度が予定どおり現地で開催できれば、2023年度室戸市、2024年度入善町の順に開催する。
  • 入善町の新規取水管の増設状況について説明があった。2023年に完成予定である。
  • 2022年度がコロナの影響で延期となった場合は、さらに1年ずつ開催を順延する。
  • さらに、もう1年延期となった場合は、これらの開催地について再検討を行うことが報告された。
  • 来年の理事改選後は、次の担当に引き継ぐこととする。
  • 2021年度は10月開催予定であるが、今後日程調整を行う。
  • 全国大会開催予算は50万円とする。学会側からの本予算の寄付によりWeb開催は無料とする。
  • [尾高理事より] 今後4年間の全国大会開催予定についてWeb掲載について確認があった。
  • [清水理事より] 当面2年間(2021および2022年)分の掲載とすることでホームページ委員会からの提案があったため、その状態のまま掲載する。
  • [尾高理事より] 2年間の掲載について了解した。
  • [大塚理事より] ニュースレターへの大会情報記載について確認があった。
  • [清水理事より] ホームページに記載までの内容を記載するように要望があった。
  • [河野理事より] 室戸市への(2023年開催についての)連絡の有無について確認があった。
  • [清水理事より] 学会から会長名で連絡済みである。
  • [尾高理事より] Webには2年間開催予定の掲載のみであるが、理事会議事録は別途掲載されており、今回理事会で議案に上がった4年間分の予定も掲載される予定であることを了承してほしい旨連絡があった。
  • [大塚理事より] ホームページと理事会議事録の閲覧は対象者が異なるので問題はないと考えられる。
  • [大内理事より] 次回発行の海洋深層水研究にも理事会議事録を記載する予定である。
3. 論文誌編集委員会(大内理事)
a.
議案書資料3 に基づき、論文誌編集委員会の昨年度および今年度の活動について説明があった。
  • 2020 年度の第21巻1号、2号は発行済みである。
  • 3号は2021年4月末発行予定であったが、原稿査読等の関係から同5月末には予定であることが報告された。
  • 2021年度は、例年同様1, 2, 3 号を発行予定。
  • 全体的に投稿が少なくなっている。原著論文等を積極的に出していただけるように要請があった。
4. ホームページ編集委員会(尾高理事)
a.
議案書資料4に基づき、ホームページ編集委員会の昨年度および今年度の活動について説明があった。
  • 2020年度の活動内容について報告があった。
  • 2021年度は昨年度と同じ内容の活動を行う。
  • [大内理事より] DOWASの英語版のWebサイトの現状について問い合わせがあった。
  • [尾高理事より] 英語版について、論文、ニュースレター等を公開していることが説明された。
5. ニュースレター編集委員会(今田理事)
a.
口頭にてニュースレター編集委員会の今年度の活動について説明があった。
  • 2021年度6月分として、大塚会長の就任あいさつを掲載予定である。
  • 10月学会開催のアナウンスの案内について提案があった。
6. 利用促進委員会(山田理事)
a.
議案書資料5 に基づき、MPについて総説論文の執筆状況について説明があった。
  • 現在MP について総説論文をとりまとめているが、高橋理事と意見交換を行うことでブラッシュアップを進めている最中である。
b.
議案書資料5に基づき、2021年度の事業計画について報告があった。
  • 2021 年度もWeb 開催となったため、「海洋深層水利用の多様的な利活用」についてポスター発表を行う。
  • 「海洋深層水利用の多様的な利活用」の総説論文を執筆予定である。執筆にあたり、内容が多岐に渡るので理事や理事に近い専門家の方々への協力を依頼したい旨の要請があった。
  • [大内理事より] 総説論文は学会誌へ通常通りの査読付きで投稿するかどうかについて質問があった。
  • [山田理事より] 査読付きで出したいと回答があった。また利用促進委員会として投稿する。投稿のページ規定(10頁)を超えるため、ページチャージが発生した場合の予算の原資について大内理事へ相談が行われた。
  • [大塚理事より] 予算(ページチャージ)は利用促進委員会から支払う形とし、会計上、支払の記録を残す必要がある。
6. 日台韓交流委員会(高橋理事、安永理事)
a.
議案書資料6に基づき、2021年度の事業計画について報告があった。
  • 台湾と韓国の全国大会の状況についての報告があった。韓国の情報はまだ得られていないが、台湾については近々オンラインの開催が決定している。
  • 台湾の全国大会では、日本から大塚会長、韓国は韓国深層水学会の会長が招待されて講演予定である。
  • その他の台湾の情報として、国内外の海洋深層水研究者からの寄稿による印刷物の出版予定である。日本での取りまとめは高橋理事が依頼されている。
  • [大内理事から] キリバスの(OTECの)状況について質問があった。(池上理事と安永理事が回答を行った。)
  • [安永理事より] 韓国のKim教授の佐賀大学での講演の中で、2019年にプサンでの試運転があり、その後キリバスに移動予定であったが、コロナの影響で延期されていることが報告されているとの回答があった。キリバス移動後は陸上での実験が行われる予定である。
7. 総合戦略検討委員会審議議案(池上理事、井上理事)
a.
議案書資料7に基づき、2021年度の事業計画について報告があった。 [池上理事報告]
  • 科研費の申請時期が早まる予定である。
  • 省庁との面談はコロナの影響で機会が得られない。
  • 内閣府総合海洋政策推進事務局長が海ロマン21でオンライン講演を行う予定である。
  • 久米島、羅臼、入善の各取水設備の整備予算がついている。具体的な情報はこれから入手の予定である。
8. 産公学連携推進委員会(深見理事)
a.
議案書資料8に基づき、産公学連携推進委員会のメンバー交代について報告があった。
  • 高知県理事が川北所長から河野所長へ、沖縄県理事が久保所長から鳩間所長へ交代した。
  • 河野理事、鳩間理事から自己紹介があった。
b.
議案書資料8に基づき、2021年度の事業計画について説明があった。
  • 共同研究について継続調査を行う。今年度は、産・学や公・公の共同研究についても対象を広げる。
  • 研究機関のシーズと民間のニーズについて調査を行う。
9. 事務局(有馬)
a.
議案書資料9に基づき、会員の動向の報告が行われた。
  • 昨年度第3回理事会からの変更はなく、2021年5月時点の会員が、個人会員117名、団体会員41団体であることが報告された。
b.
議案書資料9-1に基づき、2021年度総会について説明が行われた。
  • 2021年度総会は2021年5月24日15:00-15:50にWeb オンラインにて開催されることが報告された。
  • 総会で配布の総会議案書について説明があった。
  • 総会後に特別講演会が開催され、2019年度学会賞受賞の大塚耕司先生と2020年度受賞の高橋正征先生が講演を行うことが報告された。
  • 総会の議決にはWebexの投票システムを用いることが報告された。
c.
その他、新しい会費納入手段が提案された。
  • PayPal を使った会費納入方法について提案した。
  • メリットとして、振込側(会員側)の手数料が不要である、クレジットカード、銀行口座が使用でき、海外からも使用できる。
  • デメリットとして、受取側(学会事務局側)に手数料が発生する。
  • 他の会費代行手段についても示されたが、手数料を考えるとデメリットが多いことが示された。
  • [安永理事より] 会計監査に必要となるPayPal内の残高の確認が可能かどうかについての質問があった。
  • [事務局より] PayPalの説明によると、専用のアカウントページで残高等を確認できると回答した。
  • [尾高理事より] PayPalが倒産した際の預金の取り扱いについて、銀行の場合、預金の保護システムがあるがPayPalもそれがあるかどうかについて確認があった。
  • [事務局より] 本社がシンガポールにあり、日本と取り扱いが異なる可能性があるため、調査して後日報告を行う。
10. その他
a.
大塚理事より、学会から子供向けの啓発コンテンツによる情報発信についての提案があった。
  • 海洋関係の学会は海洋教育コンテンツがある。DOWASからは海洋深層水について特化した子供向けコンテンツをとりまとめる必要がある。
  • 各取水地の取り組みについてアイデアを収集してまとめを行い、将来的には出前授業のような形を行うチームを作り進めたい。
  • [深見理事より] 提案は非常に重要であり、他分野でも特に高校生以下向けの啓もう活動が行われており、DOWASでも積極的行う必要があると考えるので、是非行っていきたいと思う。
  • [清水理事より] 深層水を利用する側において、自治体や民間でどのような研究や有効利用を図っているかについて紹介できる記事が作るのに協力できるのではないかと考えるので、是非参加させてほしい。
  • [大内理事より] 日本では海洋についてあまり取り上げられていない。深層水についても教科書等に載せるべきであると考える。深層水について若い人に理解してもらうことが重要である。
  • [尾高理事より] 収集した情報をWebに掲載するのがよいと考える。
  • [井上理事より] 若い人たちに深層水についての利点等を理解してもらうのは重要である。今年度予算がついた3カ所の取水地はいずれも既存の増設と拡張である。また、離島への深層水の関心度についてのアンケートでは関心度が高いことが分かるが、それ以上の取水管を設置などの進展がない。DOWASとしても活動が重要である。
  • [山田理事より] 利用促進委員会において利用者のための懇談会を行っているが、小中高学生向けの深層水の利用展望についての企画の提案があった。
  • [深見理事より] 教育に関する新しい委員会の立ち上げの提案があった。
  • [大塚理事より] 委員会の立ち上げとチーム作りについて、理事会で議論する。メンバーについては理事会に限らず、一般会員にも参加していただく形で予定している。

以上


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