■海洋深層水利用学会2020年度第3回理事会報告〈事務局〉
海洋深層水利用学会2020年度第3回理事会議事録

日時:2021年3月24日(木) 15:00 - 16:50
場所:Web会議システムによるオンライン会議(Webex meetings)

出席者
 
理事
大塚耕司、池上康之、大内一之、尾高義夫、清水勝公、高橋正征、深見公雄、安永健、山田勝久、沖縄県(久保弘文)、高知県(川北浩久)、富山県(田子泰彦)、マリノフォーラム21 (日向野純也)
※理事は五十音順
オブザーバー(委員) 
大久保澄、大貫麻子、鈴木達雄
事務局
有馬博史、松本理恵

欠席者
  井上興治、今田千秋、石井晴人

配布資料
・資料1 学会賞授賞審査委員会
・資料2 研究発表企画委員会
・資料3 論文誌編集委員会
・資料4 ホームページ編集委員会
・資料5 利用促進委員会
・資料6 日台韓交流委員会
・資料7 総合戦略検討委員会審議議案
・資料8 産公学連携推進委員会
・資料9 事務局 (a) 会員の動向 (b) 2020年度会計報告 (c) 2021年度総会について
          (d) 事務局、松本氏の退任について (e) その他

議事 ≪2020年度活動内容報告および2021年度活動予定についての審議≫

1. 学会賞授賞審査委員会 (池上理事)
a.
議案書資料1に基づき、2020年度の学会賞について説明があった。
  • 今年度は高橋正征先生 (高知大学・東京大学名誉教授、前学会長) に決定し、2020年度全国大会(オンライン)で授賞式を行った。
  • 来年度の学会賞について4月1日付でWebにて周知する。
2. 研究発表企画委員会(清水理事)
a.
議案書資料2に基づき、2020年度の全国大会について説明があった。
  • Web会議で開催された。発表件数は計20件であった。発表者は動画作成を行い、佐賀大のWeb会議システムにて動画の再生による講演が行われた。
b.
2021年度の全国大会について審議が行われた。
  • 開催地は新潟県佐渡市の予定である。しかし、本年10月の時点でもコロナの影響が残る懸念があり、参加者を受入れる側及び参加する側も良い気分での参集が難しいと考える。本理事会において各理事の考えをまとめた上で、佐渡市の方に学会の意向を伝えたいと考える。なお、研究発表企画委員会としては種々の状況を配慮し、本年度も"Webシステム"での開催としたい旨の提案があった。また、予算案について報告があった。
  • [山田理事より] 現地開催では中止・開催の判断が機敏にできないことから、Web開催が望ましいという意見があった。
  • [安永理事より] Web開催の運営に関して、今年度同様、事務局運営主体で開催するかどうか質問があった。
  • [事務局] 事務局で行うことを了承した。また、録画方式で行うかどうか確認した。→録画形式で行うことになった。
  • [安永理事より] 質疑の有無について確認があった。
  • [清水理事より] 発表時間15分、質問1問と制限があり、発表件数が少ない場合、できる可能性がある。15件くらいであれば検討するとの回答があった。
  • [大内理事より] ディスカッションができる時間があった方がよいとの意見があった。
  • [大塚理事より] 出来るだけディスカッションの時間を設けることで進めることにする。
c.
2021年度以降の全国大会について説明があった。
  • 佐渡市以外に、高知県室戸市と富山県入善町から開催の打診が来ている。
  • 室戸市は開催年度に関し、川北理事を通じて意向確認したところ、開催年度に構わない旨のご返答を得ている。
  • 入善町については、海洋深層水取水施設増設について準備中である。入善町へ意向確認が必要である。
  • [大貫氏より] 入善町の取水施設は令和5 (2023)年に完成予定であるという情報があった。
  • [大塚理事より] 入善町は取水施設完成が2023年度の全国大会に間に合うかどうか未定なので、間に合えば2023年度、間に合わなければ2024年度に行うとして、室戸市については、入善町の状況に合わせて開催するとする。
  • [川北理事より] 各自治体へは前年の秋までには連絡をするように依頼があった。また、室戸市からは正式な依頼状が(学会へ)届いていることから、入善町からも意思表示を出していただけるよう依頼があった。
3. 論文誌編集委員会(大内理事)
a.
議案書資料3に基づき、論文誌「海洋深層水研究」の発刊について説明があった。
  • 第21巻1号は、10/29の全国大会の成果発表要旨集として発行した。
  • 第21巻2号は11/1に発行した。また、3号は2021年4月末発行予定である。原著論文1篇の予定。学会賞受賞に係る記事を掲載予定。
  • 2020年の全国大会の記事の掲載について依頼があった。→記事についてはニュースレターに掲載済みであることから、こちらを転載することになった。
  • 原著論文審査を行う編集委員の田中祐司委員が昨年末に急遽入院となったため、代わりに高橋正征理事に一時的に編集委員をお願いし、快諾頂いた。
4. ホームページ編集委員会(尾高理事)
a.
議案書資料4に基づき、ホームページ編集委員会の活動について説明があった。
  • 2020年度の活動内容について報告があった。
  • Webサイトの取水施設情報の更新について報告があった。
  • 更新についてはニュースメールでも案内予定である。
b.
議案書資料4に基づき、2021年度の予算案について説明があった。。
  • Webの大会更新作業費について、Web管理会社との減額の交渉を行い減額された。
5. 利用促進委員会(山田理事)
a.
議案書資料5に基づき、海洋深層水のMP (マイクロプラスチック) の問題について取り組みを行われたことについて報告された。
  • 全国大会では利用促進委員会としてポスター発表を行った。
  • MPについて総説論文をとりまとめており、「海洋深層水研究」に投稿予定である。
b.
議案書資料5に基づき、2021年度の計画について報告された。
  • 2021年度もWeb開催となったため、ポスター発表を行う。
  • 医療、健康分野以外での「海洋深層水利用の多様性」に関する総説論文を執筆予定である。
6. 日台韓交流委員会(高橋理事、安永理事)
a.
議案書資料6に基づき、2020年度の進捗状況について報告があった。
  • 全国大会にて台湾2件、韓国1件の、合わせて3件の講演があった。
  • 台湾と韓国の全国大会の開催状況が報告された。台湾はWebにより開催された。韓国は中止となった。
  • OTEAが設立されて、池上理事が会長となったことが報告された。
b.
議案書資料6に基づき、2021年度の事業計画について報告があった。
  • 相互の学会大会への会員の派遣や人的交流、論文投稿などを行いたい。
  • [大塚理事より] 2021年度の全国大会もWeb開催となったため、Web等で台湾、韓国と顔を合わせて交流できるような機会を設けた方がよいとの提案があった。
7. 総合戦略検討委員会審議議案(池上理事、井上理事)
a.
議案書資料7に基づき、2020年度の活動報告があった。 [池上理事報告]
  • 内閣府総合海洋政策推進事務局長との面談について報告があった。
  • 大塚会長から面談の状況について説明があった。また、同時に海ロマン21との意見交換も行ったことについて報告があった。
  • 久米島、羅臼、入善の各取水設備の概算要求について情報交換を行った。
  • 科研費については予算申請に至らなかったが、2021年度も引き続き申請する旨の報告があった。
8. 産公学連携推進委員会(深見理事)
a.
議案書資料8に基づき、2020年度の活動報告について説明があった。
  • 各取水地における過去5年間の民間等との共同研究に関する調査について報告があった。
b.
2021年度についての方針について説明があった。
  • 上記の調査の今後の取り扱いについて、委員会内で協議を行う。
  • 大学、自治体等の研究機関のシーズと民間のニーズについて発掘調査を行う。
9. 事務局(有馬)
a.
議案書資料9に基づき、会員の動向の報告が行われた。
  • 2020年度の新規会員が、団体会員1 団体、個人会員3名であったことが報告された。
  • 年会費滞納者の取り扱いについて協議を行った。現在、2年間の滞納者のうち、海外の会員についてはコロナの影響により全国大会の現地開催が行われていことから、会費を支払う機会がなかったとして2年間の猶予を認めている。しかし、来年度も同様に現地開催が行われないことから、支払いの機会が再び得られないことから、猶予の延長について検討が必要であることが説明された。
  • [大塚理事より] 海外の場合、(オンラインが主体となっている中、) 交流の機会が得られていないことから、2022年度に佐渡市で行われて、海外の会員が年会費を支払う場合、1年間免除の形で対応できないかどうか提案があった。
  • [清水理事より] 2021年度の全国大会で滞納者が講演申し込みした場合、受付で対応すると同時に、滞納であることを滞納者に周知する旨、報告があった。
  • [尾高理事より] 滞納者について、支払いの有無について確認したうえで、猶予延長できるように会則を変更すべきではないかと提案があった。
  • [清水理事より] 台湾と韓国の海外会員はそれぞれの国に海洋深層水学会があり、会員によっては二重に入会している可能性もある。また、日台韓の各学会は相互に自由に全国大会等の参加、論文投稿ができる。そこで、母国のみの学会活動にするか、DOWASに引き続き活動するかについての意思を確認するため、海外会員にレターを出すことが提案された。
  • [大塚理事より] 母国での活動のみか、引き続きDOWASでの活動も行うかについて、アナウンスを含めて整理を行うことが提案された。
  • [安永理事より] (前年度までの事務局として) 全国大会における、これまでの台湾と韓国の会員の年会費の支払い方法について説明があった。
  • [大塚理事より] 海外の会員の(年会費支払いについて)便宜を図るための会則改正について、次回の総会で提案することが提案された。
  • [深見理事から] 海外だけではなく日本人会員も含めたカード支払の導入について提案があった。
  • [高橋理事から] カード支払いについて過去に検討したが、事務局側手数料が過大となることで断念したとの経緯の説明があった。
  • [事務局から] 年会費支払いについて、カードやその他の決済法について事務局側手数料も含めた検討を行う。
b.
議案書資料9-1~9-4に基づき、2020年度会計報告及び2021年度一般会計予算案について説明があった。
  • 2020年度会計の決算額についての報告が行われた。
  • [安永理事から]会計監査が問題なく行われたことが報告された。
  • 2020年度海洋深層水利用学会全国大会について会計収支報告が行われた。
  • 2021年度一般会計予算案について報告が行われた。
c.
2021年度総会について協議が行われた。
  • 2021年度はWeb会議にて総会を行うことになった。また、同時に特別講演として学会賞記念講演3件を行うことになった。
d.
事務局、松本氏の今年度末の退任が報告された。
e.
議案書資料9-5に基づき、その他の項目について説明があった。
  • 日本学術振興会から「第12回-日本学術振興会育志賞」の推薦に関する依頼があった。
f.
川北理事と久保理事から、年度末退任による理事交代の報告があった。

  以上

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