学会賞2020年度
海洋深層水利用学会2020年度学会賞 決定
  海洋深層水利用学会2020年度学会賞が下記の通り決定しました。
 
【授与対象および選考理由】

高橋 正征(高知大学・東京大学名誉教授)
「海洋深層水の利活用による持続可能な産業・社会の構築を主導」

 高橋 正征氏は,海洋で局地性湧昇現象の研究を進め、科学技術庁の「アクアマリン計画:海洋深層水資源の有効利用技術の開発に関する研究」や(一社)マリノフォーラム21が水産庁の補助事業として実施された「深層水活用型漁場造成技術開発」、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の海洋深層水を発電所の冷却水として利用した場合の効果の検証「エネルギー使用合理化海洋資源活用システム開発」などの大型国家プロジェクトで指導的な役割を果たされ、多大な実績とともに 海域肥沃化の重要性や人類が必要とするエネルギーと物質の必須資源のほとんどを海洋深層水という単一物質が含んでいることを社会に認識させた貢献は極めて大きなものがある。
 また、海洋深層水関連の多くの研究論文・総説を始め、海洋深層水に関する書籍17冊を発表されている。
 高橋氏は、地下資源に大きく依存した現在の社会を、再生循環資源である海洋深層水に切り替えて、持続性を高めることを提案され、ご自身の生物海洋学領域だけでなく、水産・工学・地球物理学・生物学・化学など、関連する幅広い専門分野が連携して海洋深層水の資源利用を研究し実用化することを目指し、ある意味で海洋深層水利用学会の進むべき方向を照らし出すパイロット的役割を長年果たされ、また、関連するプロジェクト等の格段の実績があることから 本学学会賞に十二分に値するものと評価した。

   
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