学会賞2019年度
海洋深層水利用学会2019年度学会賞 決定
  海洋深層水利用学会2019年度学会賞が下記の通り決定し、研究発表会(鹿児島大会)に合わせて、2019年10月10日に表彰式が行われました。
 
【授与対象および選考理由】

大塚 耕司(大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科)
「多様な海洋深層水資源の環境影響に配慮した多目的利用の研究と社会への啓蒙活動」

大塚耕司氏は,長年にわたって海洋深層水が含む栄養塩類による藻場の肥沃化に関して、現場実験を精力的に進め、同時に理論的解析を駆使し、海洋深層水による海域肥沃化の効果的方法の開発と効果の定量評価で素晴らしい研究成果を上げている。さらに、海洋深層水という単一物質が栄養塩類に限らず冷熱エネルギー、水などといった多様な資源性をもつことに着目し、それら複数の資源性の多目的利用の重要性を早くから認識して効果的な利用の検討を進めている。さらに、持続的な海洋深層水の資源利用の限界や環境影響の可能性についても検討されて数多くの論文を公開されている。大塚氏の海洋深層水の資源利用にあたっての包括的利用の視点と実践は、海洋深層水利用学会として極めて大きな指針となり、具体的な資源利用の方法と合わせて、高く評価され、学会賞に十二分に値するものと評価した。

   
海洋深層水利用学会2019年度特別功労賞 決定
  海洋深層水利用学会2019年度特別功労賞が下記の通り決定し、研究発表会(鹿児島大会)に合わせて、2019年10月10日に表彰式が行われました。
 
【授与対象および選考理由】

吉嶺 明人(タラソネットかごしま)
「海洋深層水とその資源利用に関する社会啓蒙活動」

吉嶺 明人氏は、南日本新聞社在職中の 2002年2月から1年間をかけて特別企画「タラソ(海)新世紀の恵み」を5部構成で51回連載している。連載では、海洋深層水の多様な資源性とその再生性に着目して、具体的な資源性や利活用から、第5部の共生では、安全性や環境への影響まで論じ、海洋深層水とその資源利用にいたる幅広い分野を分かりやすく解説したものである。この内容は、海洋深層水の資源とその利用を大局的に分かりやすく解説したものであり、極めて卓越した実績と評価できる。吉嶺氏は、上記の企画で取り上げた内容をさらに広げ、深めるとともに、その後の各方面の展開を精力的に取材され、その内容を2009年5月から「かごしまタラソニュース」として季刊で公表している。他にも広く一般に海洋深層水の魅力を周知される記事を執筆されている。一方、海洋深層水利活用の意義を含め、海の可能性をテーマにした講演活動も続けられている。以上、吉嶺氏は、海洋深層水とその資源利用についての社会啓蒙活動で尽力され大きな役割を果たしていると高く評価され、特別功労賞に十二分に値するものと評価した。

受賞者
右から、大塚 耕司 氏(大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科)、
橋会長、吉嶺 明人 氏(タラソネットかごしま)

   
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